2021年3月20日土曜日

まとめ:私の英検1級受験対策

 お時間のないかた向けのブログなので、まとめを下記します。

対象者:一次試験でリスニングが6割、二次試験で発音が5/10点のいわゆる音が苦手系のかた


●一次試験(受験前に学んでおくべきこと、目安:1〜2年)

「英検1級出る順パス単」を暗記する

パート2(穴埋め)、3(読解)、4(長文読解)の過去問を解く

 →パート2は穴埋め付近にある「it」などの抽象的な単語の意味をはっきりさせて文章が最も歯切れ良く繋がる文章を(穴埋め)に入れる

 →パート3、4は8割取れるまで、リバース読解(答えの選択肢と出題文中のパラフレーズを探す)を実施

   ※パラフレーズは言い換え文章の意味です


ライティングの雛形を準備する

 →ライティングの文章の3〜4割は雛形


ライティングのオピニオンソース(意見の固まり)を準備する

 →トピックに対する自分の意見を英語の順番(論理的:前後の文章が100%つながる)で並べる

 →雛形にオピニオンソースを入れて、トピックの回答になっているか照合する


リスニングの過去問を解く

 →練習で7割取れない場合、リーディングのパート2〜4同様にリバース読解(答えの選択肢が読まれる原稿のどこのパラフレーズか照合する)



一次試験のコツ(あくまで個人的な意見)

リーディング:7割、ライティング:8割、リスニング:6割を目標にする

リーディングは正解を選ぶというより、明らかに誤りな選択肢を消して4択を2択にもってく

リーディングとライティングを制限時間の10分前までには完了させ、リスニングの先読み(選択肢から問われることを予想)する。

リーディングは文章の濃淡、リスニングは選択肢からみて答えと関係ない箇所がわかってくれば、そろそろ合格できる実力と思われる。

ライティングは20分以内に終わらせる。17分で書いて、3分見直し。このスピードで書いた回答が、トピックに対してきちんとした答えになっていれば、十分な能力と思われる。



二次試験(受験前に学んでおくべきこと、(目安:1〜2年)

時事英語(政治、経済、国際問題、医療問題、日本の社会問題、科学技術、働き方、環境問題、スポーツ、マナーなど)出題される範囲を把握する。

英検二次のトピックは、長く続いている社会問題から時事英語までがターゲットになり、そのうち5つが出題されます。自分が内容を理解し、自分なりの解釈を英語で言える準備が必要です。


得意分野を絞って優先的にオピニオンソースを作る。

出題範囲が広いため、とても全てを同一にカバーするのは難しいと思います。ご自分の得意分野から意見のまとめを始め、増やしていくのが良いと思われます。一度受験して、トピックに対する自分のオピニオンソースを最低二つミートさせることができなければ、それは残念ながら準備と練習不足と思います。厳かに、オピニオンソースが身についているか、トピックとオピニオンソースの関係は整合したか、チェックすると良いと思います。


オピニオンソースをさらに要約する、さらに細かくする。

出題範囲が広いからといって、中途半端なオピニオンソースをいくら並べても、面接官からは必ずツッコミが入りますので、それでは現場で話すときもしくは話した後に困ってしまいます。意見をさらに抽象的にまとめて汎用性を高める。また、説明がいくらでも続くように、意見をさらに具体的な例で補うことができるように準備をしましょう。


発音、姿勢を学ぶ

二次試験の緊張感ではいつものリラックスした発音は出せないと思っていたほうが良いです。本番では最低限、姿勢を正す、喉をあけるをフリートークのときだけは行って、スピーチの前に一切悪印象を与えないようにしたいところです(フリートークは採点対象ではないと思いますが、面接官の心証への影響は少なからずあると思います)。


  • こころの常備薬
勉強の対象とは異なりますが、いくらやっても改善しない、何度も同じ理由で落ちる、やればやるほどに点数が下がるなど、どうしようもないことが起きます。やりきるか、ここで諦めるか、きちんと自分に聞いて判断したいところですが、ご参考までに私が力になったと思うのは、以下の言葉です。


トーマスエジソンの

人生における失敗者の多くは、諦めた時にどれだけ成功に近づいていたかに、気づかなかった人たちである


諺の

継続は力なり


イチローさんの

小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつのだと思っています


名言も同じ意味の言葉がたくさんありますが、時代を超えて同じことを言っていることが、これが本質だと私に語りかけていると(いい意味で勘違いして)思い、何度も何度も奮起して新しく学び始めました。本当に全部やり切ったか、ほかにやり残しがあるから合格できないのではないか?本当は後一押しなのではないか?こう思って、不合格が発覚した直後の1週間はもういいやと諦めても、次に向けていつのまにか準備を始めて始めていました。

上の言葉はなんかいいことあるから頑張れ的な感じですが、え?本当にこれこんなに大変なの?と思うことに対してやるきるかどうかなので、特段英語に限った話ではありません。ほかに大変なことがある時に、こんな英検の勉強を同時並行で頑張るのは本当にキツいです(しかもそういう時は必ず前回よりも悪化で落ちる)。


ですので、(名言出しといてあれですが)キツいときは一旦やるのやめましょう。


私が完全に諦めた回数は5回くらいです。その時参考書を捨てなかったのは、たまたま本棚が空いていたのと疲れて捨てるのも億劫だったからです。というわけで、名言は理解してますが、体が拒否している時、もうこれ以上頑張れないと感じる時に頑張るのは間違いなく毒です。一旦英語は忘れて、とにかく疲れとストレスをとりましょう。そのあと、本当にこれが大事なら、体が勝手にやり始めるはずです。自分自身に任せちゃいましょう。






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