2021年3月26日金曜日

体験記3:絶望からの復活(2016年からCSEスコア採用)

 2015年の試験方式での目標はリーディング7割、リスニング6割、ライティング8割としました。リーディングはリスニングの先読みのために速読が必要で、7割が限界と思っていましたし、リスニングは前半の疲労で6割が現実的、そうなるとライティングで8割が必要になります。2223点/28点です。


しかしこのライティングですが、どうにも点数が上がらない。6〜7割しか取れない。何が足りないんだと、対策を考えているうちに2016年にCSEスコアなるものに変わりました。その際にライティングの出題形式も、キーワードを選択するものからキーワードを考え出すものに変わりました。これは難化したというのが一般的な理解です。


しかしながら、CSE方式に変わった後からライティングの点数が劇的に向上しました。8割から最高得点は95%まで取れました。何か実力が上がったという認識はなく、出題形式が変わり難化したことから同じことを書いたとしても点数が上がったのかと勘ぐりましたが、おそらくスピーキングと同様に採点基準が変わったのかと思います。


2016年の一次試験合格後、二次試験会場が人で溢れかえっていたことを考えると一次試験全体としてはこのタイミングで易化したと思います。合格率が公表されていないため、二次試験の合格率が不明ですが、二次試験は難化と思います(根拠なし)。感覚としては、たとえば2016年と2020年に出題されたトピックを比較すると、最近は過去問にあるようなトピックは稀で時事トピック(biodiversity,carbon neutralityを見た)が多く、きちんと準備していないと対応できないと思います。


つまり、採点基準がより世界標準に近づき自分から発話する、論旨を作るという方向に重きがおかれ、出題形式とその採点基準が修正されたのだと思います。これまでのライティング高得点は非常に難しかった(と思います)。しかしながら、CSE採用でライティングの高得点が出しやすくなったと思います。


これを検証するには2015年以前の合格者に2016年以降の試験を受けていただいて感想を聞くのが良いですが、何はともあれこの変更のおかげでライティングで高得点が可能となったことで、私のようにリスニング苦手でも突破できる道があるのは事実と思います。


一次試験、これはもうどうにもならない、、と絶望していましたが、まさか向こうからお迎えにきてくれるとは思いませんでした。運だけで、最初の難関は突破です。

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