さて、なんとなくですが論文の方向性も決まり、データも集まりだしたので、一旦形にしてみたい。そんな気がしてきたのでまがいなりにも論文を書き始めてみよう!と思い立ってきました。
しかし、返送(リジェクト)をくらうとフォーマット含めて書き直しになりますので、博士課程の遂行の上ではこの上ない大幅なロスになります。ですが、まずは一本書いて、一本査読通れば気持ち的にもだいぶ楽になります、そう、早く一本目を通してしまいたい。
というわけで、書き始めます。投稿する学会誌の投稿要綱を読み、フォーマットをダウンロード。どうやら、論文のページ数の上限よりも、最初の投稿時のページ数上限の方が少ない模様。かなり要点を絞らないと、3枚以内には収まらないぞ。
そして、ざっと書き終えて、見直しをします。当然ですが、論文としては、
- 新規性
- 有用性
- 創造性
を具備していることが重要。新規性は、まえがきで「この点について言及した論文は見当たらない」。有用性は「従来手法と提案手法での改善率を明示」。創造性は、研究手法に対する目新しさかと思いますが、うーんこれはどうだろう。。
上記の通り、ポイントは論文の中に並べることができたのですが、なんというか、、読んでいて、パンチが足りない気が。。確かに、文言上は新規性がある!有用性もある!と主張をしていますが、その根拠となるデータが弱いような。。なんとなく、当たり前のような。。そんな不安が舞い上がってきました。ついでに、読んでいて、分かりにくい気もします。。
というわけで、これじゃやばいじゃんという気しかしません。これで投稿したら一日で返送処理されそう。。やはり論文らしく、パンチのある、採録に値する内容に仕上げなければなりません。そういうわけで、論文をブラッシュアップする段階に入ります。
論文のブラッシュアップですが、期間としては3か月。何度も書き直しては、データを取り直し、グラフを修正し、文言を修正し、、などとつきっきりで3か月です。自分なりにこれならどうにか査読に耐えうるだろう、というレベルにまでどうにか持っていきました。
論文は英語で書いているので、この時は英検1級に受かっていないのですが、書くこと自体には抵抗は無く、単語の選び方とか、英語の順番で書くとか、ある程度は気を回せるレベルです。まあこの後、査読者に「ネイティブチェックを受けてから論文を出せ!」と指摘を受けるわけですが。。
英語が出来るのと、科学論文がきちんとかけるというのは違う筋力が必要なのですね。。分かってはいるのですが、そんなに致命的なミスがあるってこと?難しいね、いつまでたっても英語って。
さて、そうこうして博士課程に入学して約10か月。最初の論文投稿を行うのですが、今でも思い出したくない、あれやこれやのオンパレード。。次回、お楽しみに。。
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