一本目の論文の査読を通して感じたことがあります。それは、投稿する前に「これはイケる」という実感をもつことが大事ということです。
査読の一回目の結果も、先生方も言っていましたが、ポジティブなことが書いているということでした。つまり、論文の内容が良かった(良さそう)、ということです。
そして、博士課程修了要件の2件目の論文投稿にも、その内容が求められるわけです。だから、じぶんでもそれなりの内容で勝負しなければならないのですが、
いくら考えても、パンチが弱い。。
あれですよ、一本目の論文は博士課程に入学する前からうっすら考えとしてはあったのですよ。この考え方なら新しいんじゃね?と思っていたわけです。
しかし、二本目の論文となると、すでにネタ枯れ。パンチがない。パンチが無いってえと、内容が薄い、新しくない、ということ。まあ、実際そうなんですけど、一見そういうところから、粘って新規性を出すのが研究の醍醐味。その醍醐味が行き詰っているのを感じているのですね。
ああー、どうしよう。このままこの研究を進めても、論文の形にならないかもしれない。。なんというか、当たり前というか、新しくないというか。。何が言いたいのか分からないというか。。
とりあえず一件目が通ったので、考える時間はあるのですが、あれなんですよ、英文誌に投稿しようと思っているのですよ。英文誌の査読に耐えうる英文を書かなければならないので、そこの時間を考えると、さっさと草案を作り上げないと、文章の推敲・校正に時間がかかることが見込まれるのですね。
うーむ、一旦日本語で書きだすか、、それともいきなり英語で書くか。。迷う、いずれにせよ、内容が良くなければ意味がない。まずは、内容というか、ストーリーをもっと考えるべきか。。
そうこうして、悶々としているうち、時間はどんどん過ぎていきます。正直、研究を進める手法を新しくするわけにはいかないのですね。一本目同様に、シミュレーションを行い、理論を検討し、実測で確認を行う。シミュレーションソフトを変えるだとか、またプログラムから学ばなければならない。こんなことやっていたら、卒業に間に合わない。しかし、そんなこと言っていて論文の要件が満たせなければ、論文など書けない。。あああーどうしよう。
同じシミュレーションソフトを使うしかない、ということはシミュレーションの手法を変えなければ、「なんだこいつこのやり方しかできねえのか?」という偏見(そんなことない)と同時に一本目と同じ結果しか出てきません。つまり、別の新しいやり方を学んで、そこから新規性が出せないか、検討するしかありません。
シミュレーションソフトを変えるまではいきませんが、シミュレーションの方法を変えることにしました。少し難しい方法です、異なるシミュレーションソフト間を行き来させて、結果を得るという手法です。これがまた初めてなので、またやり方を勉強しなければならないのですが、またまたシミュレーションが動かない状況に陥るのでした。。
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