2022年12月16日金曜日

快進撃

 査読結果が返ってきました。


掲載可。


おっしゃやったぜ!

とはいうものの、あれだけあった指摘内容(26個)に対して、一度の回答文の送付で掲載可になるとは、一体全体どういうこと?と思って、査読結果を開きました。すると、26個もあった指摘内容がなんと、


たったの3個に減った。


ということが判明しました。しかも、マイナーな指摘。この時点で、掲載可。すごい、すごすぎる、、なにがすごいかというと、事前に査読をしてくださった指導教員の方々です。あれだけ辛辣な査読結果を受けたのに、ほとんどの指摘が解消され、残すはマイナーな修正のみ。。すごい、これはすごい。というか、信じられない。


先生方に指導してもらった、「指摘の数は多いですが、一つ一つ丁寧に回答しましょう」というのは、金言です。まさしくその通り。査読結果の書きっぷりからして、これ、だめなんじゃないかなーと思っていたのですが、それがまあなんと、一発で掲載可の通知。一発逆転。不安ぶっ飛び。よろこび爆発。


そうなんです。この時点で最難関を突破したのです。博士学位の取得要件である、査読付き論文2件の掲載です。ほんとうによかった、2か月もかけて回答文を作成した甲斐があった。というか、あれだけ辛辣に書かれたのにも関わらず、気を落とさずに、丁寧に回答文をかけたことが非常によかった。先生方には感謝してもしきれません。あそこで諦めて、テキトーな回答文を書いていたら、返送だったことでしょう。その時点で、博士課程の延長が決定でした。


やはり、実力が劣るものが、自分一人で査読を通すというのは無理があります。いくら考えても、自分だけの思考の範囲では、説明が不足してしまいます。読了感も違いますし、他人に読んでもらって、フィードバックをもらうというのは非常に大切な作業だと認識しました。しかも、論文を読むというのは、読者側にも能力と労力が要求されますので、そんなに簡単にできることでも、頼めることでもありません。


つまるところ、博士課程の学位は、私にとっては自分一人の力では到底達成できないものでした。実力が上位の人や、違う分野の人の話などをよく聞いて、どんどん取り入れていかないと、自分の意図するところと乖離し、論文の品質が上がっていかず、自信を失ってしまうわけです。そうならないためにも、じぶんが正しいのではなく、じぶんがただしいのか確認するくらいの気持ちを持ち続けることが大事だと認識しました。とりあえず、あーよかった。


さて、3個のマイナー指摘ですが、さくっと回答して、論文を再投稿しました。この後は、正式な掲載通知と著者校正があるのみです。安心したところで、肝心の博士論文の作成にとりかからなければなりません。しかし、これはやるだけ。これまでのことを考えたら、そこまで大変な作業にはならないはず。


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