- 問題解決を加速するのは良いアイデアだと思っている私は、朝ノートにでてきた課題に対して良いアイデアがないかと試行錯誤していた。
- ここで特に参考となったのは、外山滋比古氏の「思考の整理学」とジェームス・W・ヤングの「アイデアの作り方」であった。内容は似通っているが、特に時間をかけて寝かせるという点では共通だろう。私の朝ノートから概略を示すと、
- 「思考の整理学」では、ノートが3種類。日付順の箇条書き、そこから一部を抽出し、1テーマ半ページの一つ上のノート。さらに1テーマに見開き1ページを使用するメタノートである。これを施行したが、いかんせん上手くいかなかったのは、ノートを変えるという行為だ。著者の主張は、ノートを変えることで土壌を変えて、アイデアが育まれることを促進することだと理解しているが、私にとっては煩雑で、同じノートに何度も同じことを考え直していくほうが性に合っていた。しかし、高級なノートを使う、、という点に合意し、これ以降同じサイズの高級なノートを使い始めている。
- 「アイデアの作り方」では、情報を徹底的に集めて、頭の中でパズルピースを組み合わせ、思考をやめたくなるくらい考え抜く。そして、リラックスしているときにフッとアイデアが下りてくる、、ということだと理解した。方法としては合意でき、朝ノートに取り入れることにした。
- こうして、アイデアの作成に関わる私にとっての2大著書を味方にアイデアの作成を朝ノートに記述するようになった。そこで困るようになったのが、検索とテーマ性である。
- これまで朝ノートを記述してきたが、検索機能がなく見返すのが手間である。また、アイデアを出すときはテーマが決まっているのでこれが朝ノートの内容と異なってしまうと、勝手が悪い。
- ここで、いままで情報はひとつのノートに集めるという主義を変える必要に迫られた。これも朝ノートの変質と思っていて、朝ノートを繰り返すことによって抽出された、特定のテーマについては書く場所を変える、、ということが適しているようだ。これは独立したテーマの抽出であり、思考の整理学にある上位のノートと似たような対応だが、書く場所でテーマが限定されており、朝ノート自体には上位ノートを用いていない点で異なる。
- 大抵のテーマは朝ノートで対処できる。たとえば、長い休みの計画作成や高額な商品を購入する際の比較検討などだ。しかし、何度も考え直す必要があるテーマについては朝ノートでやりつづけると、記述が散乱する。特に、将来計画、特許、英語の勉強、子どもの教育費の捻出計画などだ。これらは個別に検討する場所が必要である。
- 朝ノートの役割は、このように何度も考え直す必要があるテーマを抽出することで、個別のテーマを進める上においては、朝ノートは適さない。朝ノートが上位で、個別のテーマは下位に属しており、これらにはノートを使用するといった限定はしない。
- 具体的には、将来計画は何度も書き直す必要があるためGoodNote5に見開きで書く。特許はエクセルにフォーマットを用いて書く。英語の勉強は別ノート。教育費はGoogle Driveに保存したエクセルで検討する、、などだ。
- こうしてみると、朝ノートから抽出された少し大きめの課題について整理されたし、それぞれのテーマにおいて個別の場所をつくることで、アイデアの作成に集中できるようだ。わたしにとってはテーマが絞られたそれぞれの書く場所がアイデアノートということになる(一部はノートではないが、、)。
- それぞれのテーマのなかに課題があり、アイデアが記述されている。ここをみればすべてまとまっているという安心感があり、ここちよい。
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