2021年5月4日火曜日

英検1級受験:二次試験(8回目)フィナーレ

 

精神的にも、一次試験免除の期限的にもラストチャンスの4回目(計8回目)の英検1級二次試験。会場は、外国語大学。


1級以外の受験者もいるようで、受付には長蛇の列。コロナ対策もあり、なかなか待合室に入ることができません。50分程度、立って待ちました。いつもこんな感じなので、まったく気にしていません。そういうものです。


外国語大学は、通訳をしていた祖父が卒業した大学で、思い入れがあります。頼む、おじいちゃん私に力を貸してくれ(激甘トピック来てくれ~)。


一回目だろうが、8回目だろうが緊張感は変わらないですね。面接室の前の椅子に座って待っている時間は嫌なものです。なぜなら、トピックカードをめくった瞬間に勝負が決まるからです。準備したトピックがそこになければ、地獄の面接に早変わりするためです。対策はもう、ひたすらスピーチを念仏する、絶対に見たことがないトピックが出てくると心構えをして、現場でスピーチを調整するんだ、という気概でいることだと思います。


記念すべき(?)ラストチャンスの面接員は、ネイティブ男性(話し易い)と日本人女性(高圧的)。まあ、試験には関係ないでしょう、どんな面接員であっても。


運命のトピックカードをめくります。


上から順番に見ます。1番、もしくは2番でもスピーチが出来ないわけではない、、しかし、得意な科学技術分野のトピックではない、、どうしようか(ここまで8秒)、、と思いつつも下のトピックにも目をやってみると、


Carbon neutrality


キタコレ。


みなさん、お判りでしょうか。得意な分野のトピックがトピックカードにあった時の安心感、やったぜ感(5~7回目にはなかった)。そして、スピーチを組み立てるように頭が移行する前の「これは、受かったわ(一度も合格してない)」という感覚。


冷静に、トピックを解釈します。「ほとんどの国はカーボンニュートラルを実現可能か?」主語は、ほとんどの国、発展途上国と先進国で分けて考えよう、これは未来の話だから、過去の話は不要と判断(ここまで23秒くらい)。


スピーチを組み立てます。既述のとおり、カーボンニュートラルはコンテンツブロックを準備しています。その中から2つを抽出。1つめが「パリ条約」、2つ目が「科学技術」。この2つを頭の中から抽出して(ここまでで30秒くらい)」、頭の中で要点のスピーチを始めます。ポイントだけなら、30秒でスピーチ終わりますが、情報を付け足して2分で終わる形にします。


パリ条約、国際社会は100を超える国々がパリ条約に合意した。温室効果ガスの排出を抑制し、地球の平均温度を1.5度よりも低く抑える。そのために、カーボンニュートラルが合意された。この目標を実現することが、多くの国々にとっての責任であり、政治主導で民間企業の活動をコントロールし、カーボンフリーを後押しする。


科学技術、カーボンニューラルは科学技術で実現できる。炭素排出の主要因は、ガソリン車と火力発電だ。自動車産業は、炭素を排出しない電気自動車へのEVシフトを進めているし、火力発電は再生可能エネルギーへと変わってきている。これらの技術が浸透していくことで、カーボンニュートラリティは実現できる。


上記は、現場で考えていません。事前に準備済みです。トピックに合わせて、上記2つを抽出したのと、微妙に主語とその表現を変えただけです。


質疑です、(ネイティブ男性)なぜ火力発電を再生可能エネルギーへ転換していくことが重要なのか?⇒(自分)火力発電は、現在世界中で最も多くの電力を発電している。ガソリン車の次の炭素排出の原因だからだ。⇒I see。


間髪入れずに、原子力発電はどうなのか?フランスのように活用すべきなのか?(日本人女性)

⇒それは国の判断による。日本のように資源を持たない国は、海外から資源を輸入してエネルギーを作っている。これは、海外にエネルギー源を頼っていることになるので、国防上問題がある。これ以外にも安全上、原子力発電所の管理ができる、放射性廃棄物を廃棄できるシステムがあるなら、原子力発電は使えばよい。※大体40秒話しっぱなし+気迫。


(日本人女性少しトーンダウン)しかし、原子力発電は安全上、問題があるのではないか?(日本人女性)

⇒以前と状況が違う。2011年の日本で発生した原発事故から、世界の国々は自国の原子力発電所の安全性をチェックした。日本政府は、事故で振り返ったチェックリストを持っており、非常に厳格なリストを世界の国々と共有していて、その結果、フランスは原発の継続稼働を決めて、ドイツは停止させた。各国の判断は異なる。その中で原発事故の原因は、津波だ。フランスは原子炉を川の水で冷やしている。日本は海だ。フランスは津波の心配はない(後で調べたら本当は心配がある。。)。このように、国によって状況が違うため、判断も異なる。※90秒しゃべりっぱなし+気迫


発展途上国は、原子力発電所を使用するべきか?例えば、海に面しているアフリカなど(日本人女性)⇒(3秒くらいかんがえて)、使うべきではない。原子力発電の技術開発と維持管理は発展途上国では無理だ。先進国が技術と設備を提供し、エンジニアを常駐させて管理できるならいいだろう。


ここでタイムアップ(もうほとんどしゃべりっぱなし)。ネイティブ男性は完全に空気、しかし、ポイントが高い点を反応と雰囲気で教えてくれた。トピックのcarbon neutralityをcarbon neutraizationやcarbon free、zero emissionと言い換えたこと、チェックリストをrigorous inspectionやchecklistといったこと、放射性物質をradio active materialといったことなどがボキャブラリーの点数を底上げした感覚を得た。


日本人女性はよくわからないが、原子力発電の質問には驚いた。原子力発電はカーボンフリーと説明していないが、その共通認識だったので良かったが、話が逸れたと思った。とはいっても、いいいたいことは最初のネイティブ男性の質問で完結していた。原因は、「ガソリン車と火力発電で、パリ条約合意したから企業後押しして解決できるよね、そのための技術もあるし」ということ。原子力発電は、話を膨らませるための質問であったようだ。


帰り道、疲れがどっとでました。心の底から疲れた。重い、重すぎるよ。この疲れ。一度も合格していないので、受かったかどうかなんてわかりませんけど、やるべきことはやりつくして、本番もやれるだけのことはやりきりました。まあ、これまでも同じなんですが、今回はもう本当にしゃべりっぱなし。


そして、結果が届きました。


目受験の結果

Short Speech 8/10

Interaction 10/10

Grammar and vocabulary 8/10

Pronunciation 5/10


629/602(合格基準) 合格


やってやったぜ、こんちきしょー(泣き)。



英検1級受験:二次試験(7回目)

 

残すチャンスはあと2回。そのうちに合格できなければ、また一次試験突破に数年かかるおそれがあります。だからなんとしても、3回目で合格しておきたい!ラストチャンスは無駄なストレスがかかるので、ここで合格しておかなければもう合格することはできないのだ!


こういった考えで、3回目(計7回目)の受験に臨みます。落ちるわけにはいかないので、トピックも時事英語から抽出して、対策して、コンテンツブロックを作成して、念仏のように毎日スピーチの練習をします。試験には慣れていますが、現場でトピックを見てその場でスピーチの論旨が通るように、言いたいことが英語で表現できるように、数えただけでも集中して30時間以上の練習をしました。ながらを入れたらその2倍以上はありそうです。


さて、計7回目の受験。日本人女性とネイティブ男性の組み合わせ。トピックカードをめくるとやはり時事英語関連のトピックが多い印象です。対策本にあるようなトピックはありません。


選んだのは、「国際社会は”常に”生物多様性を十分保護できているか?」。このトピックのポイントは、副詞の「always」と認識。現在の問題と過去の問題を主張すべきとその場で考えました。主張はノー。理由は、先進国に住む人々の生活コストは高く、多くのエネルギーを必要とする。そのため、企業は資源を確保すべく、自然を破壊し、資源を供給している。その際に、生物多様性は失われ、砂漠化、水不足などの環境問題ともつながっている。2つめの理由は、生態系の破壊。人間はアフリカから生まれ、ヨーロッパに移住し、戦争が起きた。戦争を行うために、兵器や食料を近隣の自然から獲得した、人々が自然から資源を奪うことで生態系が破壊されてきた。


質疑応答は、家畜についてどう思うか?日本政府は十分に動物を保護できているか?などを質問され、一貫してノーを主張。特定の種類の動物を増やすことは生物多様性の保護に当たらない。絶滅危惧種の指定で保護することはできているが、そもそも人間活動が制限されていれば、絶滅危惧種は生まれない。と説明。黙ることなく、質疑に詰まることなく試験を終えました。


これまでで、最高の出来。これはいったんじゃないか?とワクワクして試験結果を待ちました。


しかし届いたのは、小さい封筒でした。。



目受験の結果

Short Speech 4/10

Interaction 5/10

Grammar and vocabulary 5/10

Pronunciation 5/10


566/602(合格基準) 不合格


いままでで、最低得点。。


試験では最高の出来、からの最低得点。なんだよこれ、訳が分からないよ。試験で詰まってないじゃん、論旨はきちんと通したはずじゃん、質問きちんと理由を述べたじゃん。


あなたたち、生物多様性の意味わかってる?これが危機に瀕したのは人間の経済活動のせいじゃないか、その主張が通らないの?関係ないと判断されたの?しかも、トピックに"always"って書いてあったじゃないか。人間は根本的に生物多様性を脅かす存在だってことじゃないのか?だから、人間活動と生物多様性を結び付けて解釈していて、英語で表現できるように準備してきたのに、その解釈が誤っていたってこと?


ああもう、わけがわからない。納得できない、もう受けねえよこんな試験。全然無駄じゃないか、努力が全部無駄。確かに英語の実力は上がりましたよ、そりゃもう見違えるほど上がったと実感してますよ、


英文読むスピードも、発音の違いの認識も、ライティングのスピードも上がりましたよ、大体の社会問題に対して自分の意見を述べられますよ、だけど、合格できるかは別なんですね、、ああ、厳しい。なんなんだこれ、理不尽すぎる。。合格の基準が分からない。。


試験結果を受けて、怒り心頭だったため、心の底からもうやーーーーめた。と思いました。ラストチャンスを残して、すぐに申し込みをしなかったんですね。だって、意味ないですもんこんなの。もう心の底から疲れたし、一次試験は2回合格できたし、最後までやりきらんでもいいか、よくわからないよ、この試験。


ああ、もうやめましたから、これ。


・・・・・


だめだ、手が勝手に受験申し込みをしてしまう(締め切り当日)。。



違いますよ、合格したいから申し込んだのではありません。もしかしたら後で後悔するかもしれない、だから受験するかどうかは別として、とりあえず申し込みだけしておこう。もう6年間チャレンジしているし、あと1回のチャンスもったいないしね。


というわけで、期限的にも精神的にもラストチャンスの2次試験に臨むことになります。



2021年5月3日月曜日

英検1級受験:二次試験(6回目)

さて発音も、発音記号からきっちりやりました。コンテンツブロックも充実してきて、自分の意見を自分の表現で話せる内容が多くなりました。完璧なのが、15個くらい。準備したコンテンツブロックは63個。さあ、なんでもこいや!とはいかないのがこの試験の難しいところ、前回の受験同様コロナ禍まっただなかですが、試験を実施してくれる日本英語協会に感謝です。


場所は、東京駅から歩いてすぐのところで名前は忘れました(さっさと受けて、さっさと帰らなければならない)」。待合室は、前回の同じような雰囲気。わたしはもう、やるべきことやりつくしたので、なんでもこいや!です(まあ、結果は、、)。


コロナのため、マスクをして面接を受けることになります。ユニクロのエアリズムで受験したのですが、自宅での練習は当然マスクなぞつけておりませんので、この対策を忘れていました(自分の英語がよく響くマスクで行くべきであった)。


受験開始時間からすぐに呼ばれましたので、当日の朝から二人目になります。


面接官は、ネイティブ男性+日本人男性。久しぶりにすごく話しやすい面接官。しかしながら、日本人男性のほうはフェイスガードマスクをかぶっているからか、非常に聞き難い。何度聞き返したことか。。


トピックカードをめくると、また愕然としました。


なんだよ、得意分野のトピックねえよ。


さらに、


なんだよ、予想したトピックねえよ(再び)。


仕方ないので、前回受験時のトピックと似たよな内容の”政府は国民保険の面倒をみるべきか?それとも個人主義に任せるか?”のようなトピックを選びました。スタンスは、政府は国民保険の面倒を見るべきで、貧困層は保険料を支払えない、彼らの人権を守るためにも国民皆保険は必要だ。もうひとつは、前回と同じ内容で、政府の財源不足は税金アップで対応できるといった内容。


これ、面接員と質疑応答してて思うのですが、ああ、ポイント外したなと。そんなことはトピックで聞かれていないんだなと、トピックの裏にある社会情勢に対して的確なコンテンツブロクを現場であてないと、まったく話にならないなと。


スピーチの内容について質問されるのですが、説明不足か、面接員が理解できなかったポイントを質問されていて、きちんと回答できない⇒あなたの主張は理解できない、となっているようです。だれだよ、スピーチ黙らなければ合格できるって言ってた人。


しかも、日本人男性の英語が分からない。フェイスガードで音が反射して聞き取れない。ネイティブのほうは、同じフェイスガードをしてても問題なし。質疑応答は崩壊、その場は自信満々で面接室を後にする(謎の自信)も、面接官からは負のオーラしか感じない。


目受験の結果

Short Speech 6/10

Interaction 5/10

Grammar and vocabulary 6/10

Pronunciation 4/10


578/602(合格基準) 不合格


スピーチで黙らなければ、ポイントが外れていても6点は取れる説再び。

しかし、質疑で挽回できずに撃沈(6回目)。


トピックが難しい。対策本にあるようなトピックが出題されていない。準備したコンテンツブロックが、現場で出題トピックに対して当てられていない、つまり、まともなスピーチが出来ていない。まともなスピーチでないから、面接員との会話が続かない、疑問が解消されずに主張が理解されない。


トピックは、時事英語から自ら選んで準備する必要がありそうです。過去の対策本は意見をまとめる練習にはいいですが、出題トピックとしてはでてこなさそうなので、それじゃあ合格には使えません。


時事英語はニュースから取り入れるしかありません。二回連続で、国民保険のトピックが出題されたことを考えると、コロナ、オリンピック、日本の社会問題、政界の社会問題の予想トピックを更新して、考えをまとめて、英語で表現できるようにしておかなければならないようです。


発音20時間くらい練習したんですけど、全然点数あがらないのは、極度の緊張でしょうね。緊張するのはレベルが低いから、トピックに予想したものがなければ地獄の面接になってしまうので、それを恐れているからです。これ、楽勝で合格できますというと、社会問題に精通していて、的確に根本原因を言い当てて、対策を言って、論旨を即興でスピーチとしてまとめあげる実力が必要でしょう。これ、本当に英語の試験?社会科の試験を英語で受験しているほうが、イメージが近いのではないか?


とりあえず私は合格できる出来栄えというのがわかりませんので、本当にもう合格したい。しかしながら、2016年の2次試験とトピックの出題傾向が異なっていて、スピーチに対する採点も辛め。あの時よりも難しくなっているかもしれない。。そんな気がしてしょうがないのでした(2016年がチャンスだったのかもしれない)。。



英検1級受験:二次試験(5回目)


久しぶりの英検1級二次試験。場所は、神田外国学院。神田駅から歩いてすぐで、道もわかりやすく助かります。ここは、二次試験3回目の受験場所と同じです。今回は、2年ぶりの5回目の受験。


待合室でいつも通り受験票を記載しますが、やはり混雑していませんでした。メイン会場ではないからかもしれませんが(メイン会場の場合、受験票に”希望の受験地がいっぱいのためこちらでお願いします”のようなことが書かれているのでわかります)、待つことにストレスを感じることなく、ひたすら頭の中でスピーチを暗唱です。


いままではあまり意識していませんでしたが、受験者は女性多いですね。中年男性10%くらいか?まあ、みなさんがんばりましょう!一発か、二発で受かっちゃってください。


さて、二次試験の対策はこれまで違ってコンテンツブロックというアイデアを取り入れました。名前はなんでもいいのですが、主張(キーワード)と論旨をまとめておくというものです。前回も対策していたのですが、内容が薄く、しかも表現があいまいだったため、トピックに対して主張とその論旨を準備しておき、現場でトピックを見て、どのコンテンツブロックで対応するかを決めます。スピーチをしながら微調整をしようという考えでもいました。


面接院は、ネイティブ男性、日本人女性。日本人女性の英語から、「あ、日本人の面接官の英語がまともだ」とかなり失礼なことを思ってしまいました。2年前は、日本人男性にしかあたっていませんでしたので、少し変わったのかなと思いました。


一次試験を突破してから一回目。合計5回目の受験ですので、試験形式にはなれたものです。しかしながら、トピックカードをめくって、啞然としました。


なんだよ、練習したトピック1つもないよ。


しかたなく、国民保険料を無料とすべきか?みたいなトピックを選び、大体90秒程度スピーチをして、質疑応答。これまでの経験から、とりあえずスピーチは黙らなければ6か7点は取れる。しかし、これは大誤算。スピーチのスタンスは、国民保険料は無料とすべきで、特にデンマークはすでに実施している。国民の幸福度は世界一だみたいなことを言いました。もう一つは、先進国は借金に苦しんでいるが、税金を上げれば実現できるといいました。準備してきたコンテンツブロックをあてることができないため、その場で思いつくことを言いましたが、そんなの通用するはずありません。そんなレベルにありません。


面接官からの質疑でも、全く働かない若者にもなぜ国民保険を無料しなければならないのか?と質問されて、黙ってしまいました。8秒程度。しかも、おかしな回答。


感覚的に、トピックが難しくなっている。一読して頭に入ってくるトピックが少なく、練習してきたトピックが見当たらない。前回は、5つのトピックのうち、見たことがあるようなトピックが1つは出題されていたものです。


目受験の結果

Short Speech 5/10

Interaction 5/10

Grammar and vocabulary 6/10

Pronunciation 4/10


574/602(合格基準) 不合格


あれれ?スピーチ黙らなかったのに5点だ。アウトじゃん。


この時は気が付かなかったのですが、二次試験のトピック出題傾向が前回までと変わってきていることと、採点がCSE導入直後よりも厳しくなったと感じることになるのでした。。なにはともあれ、あと3回のうちに合格しないと、また一次試験突破に2年かかりそうです。それだけは絶対にさけなければならない。

2021年5月2日日曜日

英検1級受験:一次試験(10回目)


いやあ、本当に長かった。


2次試験で4連敗、再度の一次試験に5回も受験しました。英検は一年に三回受験できますので、毎回受験している私は、再突破に20か月かかったことになりますね。 


10回目の結果

リーディング:71%

大問1 18/25

大問2 3/6

大問3 8/10

リスニング:59%

パート1 5/10

パート2 7/10

パート3 4/5

パート4 0/2

ライティング:81%

内容:7/8、構成:7/8、語彙:6/8、文法:6/8


Reading 682 Listening 648 Writing 720   一次合計2050/2028(合格基準)合格


まさにイメージ通り。


狙った通りとは、まさにこのこと。前回の合格と同様、ぎりぎりでしたがとりあえずやるだけのことはやって、合格できたので一安心です。もうメンタルやばすぎる。。2次試験4連敗のじぶんへの恨み、後悔。その後の何度受けても代り映えしない結果。上がらない実力、くりかえす失敗、インターネット上のまったく役に立たない合格報告、忙しい仕事と疲労感満載での英語勉強、ああもう絶対受験しないというあきらめ、そこからの立ち直り、してからのやっぱりだめじゃん感。というものの、大逆転+実力アップの実感。


前回合格したときはCSE方式に移行してからの2回目の受験で、ライティング高得点だったことが理由です。今回はCSE方式に移行してから十分時間も経っていますし、私にとっては試験対策だけを行った、どさくさまぎれの合格ではありません。


たまりにたまった試験結果表には、不合格者と合格者の平均点が載っています。私が最初に一次試験を合格したときのライティングの得点率は90%。合格者平均は、84%でした。2次試験を受験していた際はわかりませんが、一次試験に復帰してからは、不合格者の平均が約70%。合格者の平均は約80%程度で推移しています。私が前回合格したときは、ライティングの合格者の平均点数が高め(+4%)であった⇒私がそのときにどさくさにまぎれてぎりぎり合格できた理由と推定。採点方法に何らかの混乱があったと予想(そもそも2次試験会場が人であふれて混乱した)。


このデータ(不名誉にも集めに集めた試験結果表)を見ると、一般的な英検1級一次試験の合格者の得点分布は、リーディング65%、リスニング80%、ライティング70%といえそうです。つまり、みなさんリスニングが得点源なのですね。リーディングはそうでもない。


私は、リーディングが得点源です(そういえるまで何年かかったか。。)。一方、リスニングが非常に不利です。一度、試験の順番を変えてリスニングから始めてほしい、過去問を家でやると8割とれるんです。本番のようにリーディングとライティングの後にリスニングをやると、6割しか取れない、、ああ、実力が低い。。


それでも一応ぎりぎり合格できる(2回目の一次試験合格に5年かかったけど)。つまり、リスニングが得点源になっていなくても、とりあえず合格はできるということです。帰国子女のようにリスニング完璧じゃないと合格できませんよ~なんて幻想です。純ジャパ+おっさんでも合格できるようにしてくれています、日本英語検定協会は。


しかし、わたしはCSE移行直後に合格するべきではなかった、たまたまライティングが当たっただけで、一次試験突破して浮かれて、2次試験4連敗で一次に舞い戻ったら全然合格できなくて、試験対策じゃなくて、実力アップで合格しようとする気になるまで何年もかかってしまった。。とりあえず、受かればいいと思っていた。だから、二次で四連敗した。そんな気概じゃ本来は合格できないんでしょう、この試験は。


もうここまでくると、この試験は別の意味を帯びてきます。いいですよ、別に。これだけやって、英検一級一発合格!みたいなこと言ってもらっても。私には関係ないですから、そんな合格の仕方しても、もはや意味ないんです。合格したらもう英語の勉強やめるんでしょう?試験に合格しただけで、実力は上がってないんでしょう?だれかに英検1級合格した!と言いたいんでしょう?(わたしのことです)


私はもう合格したとしても吹聴できませんよ、何年受けとんねん、何回同じミスしとんねん、いくらかかっとんねん、コロナ禍なのに何回東京まで受験しに行っとんねん、家事もせず、子供と遊ばず、なんで英語の勉強なんぞしとんねん、そこまでやって意味あるの??


あるんだよ!!!


とまあ、心の声がでたところで再度2次試験のステージに駒を進めます。約2年ぶりですよ~、とまあ受験すること自体にまったく喜びはないのですが、一次合格してから2次試験ってほとんど時間がないのですよ。土日しか集中して勉強できないと思うと、10時間も勉強できません。しかし、トピックは大体準備しておけばどれかしらあたるので(前回の経験)、しっかり覚えておこう!と思って受験したのですが、前回(2年前)と全然トピックの傾向が違っていることに、落ちるたびにだんだんと気づくのでした。。





英検1級受験:一次試験(9回目)

 

これまでとなにかが違う。

そう、それは予感。2回目の一次試験を再度突破できる。そんな予感が試験終了後にありました。


回目の結果

リーディング:78%

大問1 20/25

大問2 4/6

大問3 8/10

リスニング:63%

パート1 8/10

パート2 6/10

パート3 3/5

パート4 2/2

ライティング:66%

内容:5/8、構成:5/8、語彙:6/8、文法:5/8


Reading 696 Listening 665 Writing 646   一次合計2007/2028(合格基準)不合格


落ちてますけど。


一次試験終了の次の日には解答速報で、ライティング以外の点数が判明します。イメージ通り、リーディング約8割、リスニング約6割だったのです。ライティングは過去にも8割以上得点できているので、すべてはライティングにかかっている。それでよいのですが、


ライティングで66%ってちゃんと書けてないじゃん(受験何回目だよ!9回目だよ!5年目だよ!)。


どんなトピックでもきちんとかけるように、準備をしたのに本番でこれってどういうことよ。点数分布から、絶対に論旨を外していることが分かります。質問にきちんと答えていない、それが原因で高得点が取れなかった、それじゃあだめですよ。じぶん。


あれだけ先入観を外してエッセイを書くことを意識したのに、エッセイを準備しすぎて本番で質問答えるようにエッセイの内容を調整できていない。無理やり準備してきたエッセイを書いているので、論旨を外す。準備のしすぎ、いや、現場でエッセイを調整できないのは実力か、、きちんと質問に答えてないのだ、、質問文に対してエッセイが的を得ていないのだ。9回も受験してこのざまじゃあどうしようもない。。


しかしながら、リーディングでブレイクスルーがありました。リーディングは、70分で終わるようにしています。試験開始が13:30~なので、14:40には完了してライティングに移っている。受験当初と比べると、時間配分は同じなのですが、正答率が8割まで上昇。しかも、解いている最中に、いやこれこの選択肢しかないだろ。と思うことが多く、疲労もかなりありますが、頭痛くてリスニング聞けないよというような、これまであった疲労感に及ばなかったのです。


おそらくですが、文の濃淡が読めるようになったことが理由と思います。文章の構造もほとんどが対比だし、段落の中身は常に前の文章の説明がつながっているだけ、と理解できることができるようになりました。これは実力があがったからだと思います(約5年かかった)。勉強法は、日本語の実力をアップさせたことだと思います。母国語の実力が上がらないと、第二言語もだめだという意見に激しく賛成します。そんなこと思わなかったもん、これまでは。


さて、これでやることはようやくはっきりしてきました。ライティングできちんと高得点を取る。そのために、論旨を外さないようにエッセイを現場で組み立てる。それには、問題文をその場できちんと自分なりの解釈をすること。時間がないからといって、焦って書き始めて質問文の意図を解釈できていなかったので、準備したエッセイを並べるだけで、現場で調整できていない。あとは、これだけやればいいでしょう(また落ちたらすまん、じぶん)。


これまでと感触が異なるので、少しだけ安心しています。合格してないですけど、実力があがったという実感があるため、勉強してきてよかったとちょっぴり思えるようになりました(そりゃ何年間も同じような勉強してればそうなるか)。



2021年5月1日土曜日

英検1級受験:一次試験(8回目)

もう諦めちゃっていいですか?この試験。


はじめて英単語帳を手に取ってから早4年。採点方式がCSE方式に変わり、 一次試験にたまたま合格するも、二次試験四連敗で一次試験に逆戻り、そのから三回目ですが、こんな感じです。


8回目の結果

リーディング:54%

大問1 14/25

大問2 3/6

大問3 5/10

リスニング:59%

パート1 6/10

パート2 5/10

パート3 3/5

パート4 2/2

ライティング:69%

内容:5/8、構成:6/8、語彙:6/8、文法:5/8


Reading 653 Listening 654 Writing 653   一次合計1960/2028(合格基準)不合格


前回とほとんど変わってねえよ。


今回は、リーディングが崩壊。前回はライティングが崩壊したため、重点的に勉強して臨んだ今回の試験。ライティングの目標8割に届いておらず、不満が残る、さらにリーディングが大崩壊。ここでとらなきゃ合格できるわけがない。リーディングとライティング合わせて100分のところ、リーディングは70分以内に解いています。ライティングに20分はかかるのと、リスニングの設問先読み(10分)のためです。


これまでこのように解いてきましたが、その方法ですが通用しなくなってきている。。なんだリーディング54%って、ライティングを一生懸命書いても意味ないじゃないか、もうすでに勝負は決まっているんだから。リスニングも同じ、そこにいるだけ時間のムダ。先読みして、受験慣れしてても6割しかとれないんだから。


ああもう、課題と対策ってなに?PDCA?無駄ですよそんなの、課題の幅と種類が多すぎてが絞れない上に、やること絞って集中した結果、ほかのことが足を引っ張るんです。仕事と違って、分担できませんからね。やればできるもんじゃないんですよ、やってもできないんです、もぐらたたきですよ、本当に。


一度合格したやりかたに固執しすぎではないか?ライティングに力を入れた余り、リーディングがおろそかになってしまった今回の結果。なんかもう、根本的におかしい。。どんな問題がきても、合格圏内に入れるように勉強したつもりなのに、頼みのリーディングでこれじゃあ英語の実力が下がっているとしか言いようがありません。4年間かけて分かった、勉強してても、徐々に実力は落ちている、と。これ、もう無理なんじゃないの?二次試験はおろか、一次試験の再合格ですら、諦めムードです。


試験直後、きっぱり英語の勉強を止めました。

もういいよこれ、むだだよ、無理だよ、受かんねーよ、


しかし、どうしても納得できずに、もう英語の勉強は習慣ですから英語を勉強しないことに違和感を感じるのですね。そして、申し込みのぎりぎりの日に次の一次試験の申しこみをしたのでした。もう、落ちてもいいや。実力維持だと割り切って受験しよう。

英検1級受験:一次試験(7回目)

ああもう、ドツボにはまっている。。

一度合格できたからといって、一次試験が楽勝なわけでは決してないわけであって、、



7回目の結果

リーディング:66%

大問1 16/25

大問2 5/6

大問3 6/10

リスニング:52%

パート1 4/10

パート2 8/10

パート3 2/5

パート4 0/2

ライティング:69%

内容:7/8、構成:6/8、語彙:5/8、文法:4/8


Reading 673 Listening 639 Writing 642   一次合計1954/2028(合格基準)不合格


前回(1999/2028)よりも点数悪化。。

勉強していないわけではないんです。日常的に単語、英字ニュース、発音の勉強をして、試験直前には必ず過去問を解いています。しかし、この結果が示すことはただ一つ。


2年前に一次試験に合格できたのは、まぐれだった。。


ライティングの点数が何かの拍子で今回のように落ちてしまうと、リーディングもリスニングもいくらがんばっても一次試験を突破できません。実力をあげて、リーディングもリスニングも合格圏内にはいるように、課題と対策を掲げて勉強してきたつもりですが、結果はこんなありさまです。。


これ結構、ネガティブになるんですよね。年齢的にも、英語を忘れない方が難しいと感じるときもあって、新しい知識が頭に入りにくくなっている、、実力を維持するための勉強で会って、実力をあげるほどの負荷がかかる学びになっていない。。いや、ストレスはかけているのですが、実力に反映されていない。ライティングですらこの実力だったら何にすがればいいのでしょう?


リーディング7割とライティング8割を目指す対策は変わっていません。しかし、ライティングで失敗すると、目も当てられない結果です。これ、一番最初の試験結果よりも低いんじゃないか?これまでの勉強はすべて無駄だったのか???


ライティングの結果を見ると、文法と語彙の点数が低い。ということは、スペルミスか構文ミスを犯しているということです。どんなトピックがきてもそれなりのエッセイが書けないと(私は)合格できないのですが、苦手なトピックがくるとこのようにライティングでも崩壊が発生します。。そう、これが今の実力。。


もうすこし、ライティングでカバーできる範囲を広げないといけません。。そうすると、その分野の単語や情報を入手しなければならないので、1トピックで2時間。土日の朝の勉強で2トピックくらいしか準備ができません。。しかも準備しても、頭にあまり入っていないのが現状。。ああもうみっちもさっちもいかない。


リスニングだって、通勤時間で頭にならしておかないと本番崩壊するのに、結局本番はライティングのトピックの運だめしか。。これまでライティングで最高95%とったことがあったのが自信だったのですが、これはたまたま得意なトピックがでただけであって、得意なトピックが出題されなければ、はいまた4か月後~となってしまう。つらい、つらすぎるこの状況。。


試験の監督官も「あれ?この人よくまえにいたひとじゃなかったっけ?」みたいな顔してるし、そうですよ、四連敗で戻ってきてんですよ!一次試験合格したからといって、二次試験合格できてるなんてことはないんですよ!しかも、一次試験の点数めちゃ低いんですよ!それくらい大変なんです、ほかの皆さんにとってはわかりませんが、私にとっては大変なんです。。ああもう、なんなのこの心の叫びは。