2021年3月27日土曜日

英検1級受験:5回目

 4回目の結果

リーディング:80%

大問1 20/25

大問2 5/6

大問3 8/10

リスニング:40%

パート1 2/10

パート2 5/10

パート3 4/5

パート4 0/2

ライティング:65%

内容:6/8、構成:6/8、語彙:5/8、文法:4/8


Reading 699 Listening 619 Writing 639   一次合計1957/2028(合格基準)不合格


え?(これでも)すごくいい感じですけど?

リーディング80%取れてる。どういうこと?リーディングの実力は合格圏に入った?リスニングなにこれ、パート1が2/10ってテキトーにマークしたのと同じ確率である。リーディングで完全にやられてパート3まで沈黙か。ライティングはまあいつも通りの点数。


しかしながら、ネット上では合格報告の嵐。。。ライティング高得点の報告が多数。え?どういうこと?別にいつもと(私の点数)同じだけど?


もしかして、CSE方式で全体的に易化した?合格者の平均点を見ると、リーディング約72%、リスニング約78%、ライティング約82%。たしかに、ライティングの平均点が1番高い。CSE化以前のライティングの合格者平均点は約71〜75%なので、たしかにその通りです。


ってことはですよ。リーディング8割取れたんだから、ライティングで7〜8割取れてばリスニングは5〜6割でも合格できるってわけです。合格は全体で7割以上の正答率なので(そう思いたい)。これ本当なら、リスニングできない組にとって紛れもない僥倖。一回絶望したこともあって、その反動でもしかしたらいけるかも感が出てきました。だって、リーディングの合格者の平均点72%程度の中、私は8割取れた(勉強の成果出てる)。パス単の本はもうボロボロボロ。パート1なら12分以内に解ける。伊達に準備も含めて2年間も勉強してないのである。


ライティングですね、これで8割いければ合格できるはずです。徹底的にライティングをやって、CSE化でライティング高得点化の波に乗るしかない!帰国子女で、リスニング8割とれなきゃ合格できない試験ではないことが判明した。日本人らしくリーディングとライティングでクリアしよう!リスニングはいつもその時には疲れているから、高得点はムリです。



英検1級受験:4回目

3回目の結果

語い・読解:16/25 (64%) パート1

   読解:10/26 (38%) パート2、3、4

リスニング:14/34 (41%) パート1〜4

   作文:18/28 (64%)

       58/113で不合格B。


なんなんだこの結果は!?

前回から16点も落ちている、、私の対策はムダだったのか、、パート1はまだつながっているにしろ、読解がこれじゃあもう勝負は付いている、、パート2が終わった時点で不合格決定であった。その後の努力はまったくもってムダ。リスニングなんて目も当てられたもんじゃない。ひどい、ひどすぎる結果だ、、最初に受験した時よりも全然点が低い。。。


もうダメですよこれ、リスニングの先読みのためにリーディング焦って崩壊で、リスニング先読みしたのにも関わらず、4割だって?リスニングも全然勉強が足りてないじゃないか。3回も受験して、リーディングもリスニングもライティングもやり直さないとならない。こんなのってある?


敗因分析もまったくする気が起きません。挫折カウンターアップです(2)。


どうすればいいんですかこの試験。もしや、私の英語の実力は勉強しているのにも関わらず落ちている?勉強法が誤っている?リスニング見ても、もう年的に限界?誰か教えてくれ〜〜。


ここでもう、次受けるのは止めようと思いました。時間の無駄ですよ。仕事忙しいし、疲れてるし、週末は子どもと遊びたいし、週末くらい家事やりたいし、土日早朝から勉強して何十時間とどんだけエネルギー注ぎ込んでると思っているのか。取得して意味あるのかこれ。


冬も終わり、6月が近づいてきました。そろそろ申し込まないと次の受験ができません。


そういえば、試験内容が変わる(CSE)って言っていたな。ムダだけど、受けるだけ受けてみるか〜。


対策は前回と同じでした。パス単仕上げて、ニュースサイト読んで、Podcast聞いて、試験直前に過去問をやって。リーディングができなければ、間違いなく落ちます(私の場合)。焦らないように時間配分を試験前に決めて、その時間内で過去問を解く練習をしました。しかし、8割取るには時間がいくらあっても足りません。。リスニングも疲れてなければまあまあ正解するので、本番の疲労感を再現しないと本当の練習になりません。しかしそんなことはできないのです(ホント無理)。



早くも6月第一週。

なんとなくいつも受験者いっしょだな、前回難しかったですよね!と言いたいのを我慢して、始めてのCSE基準の英検の試験に臨みます。


パート1、いつも思うんですけどパート1の最初の問題って難しいんですよね。1ページ目の下の方とか、2ページ目の真ん中から下の方って比較的やさしい気がします。気のせいか。解いてて思いますが、パス単様様ですね。


パート2、苦手。4/6問は正解したい。選択肢は先読みしません、混乱するから。なんとなくですが選択肢が読みやすい。明らかに正解と逆のがある。


パート3、疲労との戦い再び。4回目の受験者舐めるなよ〜。問題文を先読み。選択肢は読みません。頭に入らない。問題文のキーワードチェックして、文中から探します。その周辺から選択肢の言い換えを探します。あれ?選択肢が読みやすい。


パート4、まさに地獄。ページをめくった時の圧倒的文章量に愕然。解き方はパート3と一緒。うーん、もう大変だから問題文が書いてある文中の段落探してよく読もう。


ライティング、キーワードなし。自分で考え出して、ひたすら雛形に埋めていく。下から二行目までを頑張って埋めます。構成を考えずにいきなり書き出してしまいました。この後、間違いに気づいて消しゴムで消すのが大変。リスニングの先読み時間取れず。


リスニングはもう、ちーん。先読みなしですが、やっぱり読んでおいた方がある程度質問文が予想できるので、読んでおきたかった。


試験後、何かこれまでと明らかに試験の選択肢が変わった気がしました。そりゃないだろというのがあったので、これまでよりも悩む選択肢が少なかった。リスニングも同じような気がします。まあ受かった気はしませんが、CSEでいうと自分のスコアがどれくらいか興味のあるところです。






2021年3月26日金曜日

体験記2:一次試験の受験メンバーが結構いっしょ

 結局何度も一次試験を受けたのですが、自由席だからか何人かはいつも同じメンバーが受けてることに気づきます。


私はいつも最前列の右側の方に座りますし、それがスピーカーの目の前の人もいれば、一番後ろのひともいます。


なぜわかるかというと、特に私と一部の人は試験開始直前に、試験監督に言ってトイレにいくからです。あれ、この人前も連れションしなかったっけ?そして、一番最後に席に戻るので、何となく気づくものです。


さらには、試験監督が試験会場が同じ時はいつも同じ人でしたので、その人はこういったことは何となくわかっているんだと思いますが、いつも受けてるメンバーが急に今回はいないとなると、「あ、前回で受かったんだな」と思うわけです。


先を越された!というよりは素直にうれしいと感じましたし、よくこんな試験受け続けられるなあと当時は思っていました。まったく知らない他人の同志です。試験終わった直後に感想を共有したい、いや疲れすぎてて早く帰ってビール飲みたい。。


そして、頑張っている方にはどうにか突破してほしい、色んな情報がインターネットに溢れていますが、私は私の情報をできる限り正確にお伝えして、参考にならないかもしれませんが、何かしらの気づきや共感やら助けになれればいいなと思い、毎回毎回の試験メモをお伝えしています。


がんばれ!あとすこし。ライティングで大逆転だ!!

体験記3:絶望からの復活(2016年からCSEスコア採用)

 2015年の試験方式での目標はリーディング7割、リスニング6割、ライティング8割としました。リーディングはリスニングの先読みのために速読が必要で、7割が限界と思っていましたし、リスニングは前半の疲労で6割が現実的、そうなるとライティングで8割が必要になります。2223点/28点です。


しかしこのライティングですが、どうにも点数が上がらない。6〜7割しか取れない。何が足りないんだと、対策を考えているうちに2016年にCSEスコアなるものに変わりました。その際にライティングの出題形式も、キーワードを選択するものからキーワードを考え出すものに変わりました。これは難化したというのが一般的な理解です。


しかしながら、CSE方式に変わった後からライティングの点数が劇的に向上しました。8割から最高得点は95%まで取れました。何か実力が上がったという認識はなく、出題形式が変わり難化したことから同じことを書いたとしても点数が上がったのかと勘ぐりましたが、おそらくスピーキングと同様に採点基準が変わったのかと思います。


2016年の一次試験合格後、二次試験会場が人で溢れかえっていたことを考えると一次試験全体としてはこのタイミングで易化したと思います。合格率が公表されていないため、二次試験の合格率が不明ですが、二次試験は難化と思います(根拠なし)。感覚としては、たとえば2016年と2020年に出題されたトピックを比較すると、最近は過去問にあるようなトピックは稀で時事トピック(biodiversity,carbon neutralityを見た)が多く、きちんと準備していないと対応できないと思います。


つまり、採点基準がより世界標準に近づき自分から発話する、論旨を作るという方向に重きがおかれ、出題形式とその採点基準が修正されたのだと思います。これまでのライティング高得点は非常に難しかった(と思います)。しかしながら、CSE採用でライティングの高得点が出しやすくなったと思います。


これを検証するには2015年以前の合格者に2016年以降の試験を受けていただいて感想を聞くのが良いですが、何はともあれこの変更のおかげでライティングで高得点が可能となったことで、私のようにリスニング苦手でも突破できる道があるのは事実と思います。


一次試験、これはもうどうにもならない、、と絶望していましたが、まさか向こうからお迎えにきてくれるとは思いませんでした。運だけで、最初の難関は突破です。

2021年3月20日土曜日

英検1級受験:3回目

 2回目の結果

語い・読解:20/25 (80%) パート1

   読解:14/26 (53%) パート2、3、4

リスニング:20/34 (58%) パート1〜4

   作文:20/28 (71%)

       74/113で不合格A。


パス単を完全に仕上げた+消去法の導入でパート1は合格圏。一方、読解が壊滅。読むスピードを上げたが、理解できていなかった。

リスニングは6割に届きそう、先読みしたお陰で余裕を持って聞ける問題が増えた。しかし、この回のリスニングは簡単だった模様。

ライティングも7割取れた。最後まで書くのは重要そう。


上記の結果から、一次試験攻略として以下を追加。

  1. 読解で7割、ライティングで8割、リスニングで6割を目標
  2. 読解で点が取れるように、過去問のリバース読解(答えの選択肢と文章中のパラフレーズを照合)をする
  3. ライティングの参考書を買って、練習する

問題は読解です。あの難解なリーディングで7割の正答率を制限時間の10分前には完了させねばなりません。しかし、これしか合格できると手段はないと当時は考えていました。


さて、3回目の受験に参ります。

パート1:前回8割だったので、余裕を感じつつもスピードを上げることに尽力11分台

パート2〜4:スピードと正確さが求められるが、長文とこのレベルの読解に慣れてはきたものの、焦りは消えない。疲労感もすごい。見慣れない単語は必ず後ろに説明文があると気づく。出題の形も、大抵二つに比較とそれに対する誰かの解釈が最後パラグラフに来ると気づく。

ライティング:8割以上取りたい。単語もパス単にあるものを積極的に使った。

リスニング:もう本当に頭いたい。先読みするが、選択肢の最初がitで始まるものはおそらく何かの単語の説明ということに気づく。パート2が難しすぎる、パート4はただの勘。改善した感じはない。



受験後、あまり進歩がなかったと感じた。読解ができていない。中途半端な理解で、リバース読解のように答えの選択肢が文中にあるはずなのに、わからない。読み進める中で、理解が追いつかないのにリスニングのためにスピードを上げているから自信がない。

ライティングも結果がわからないし、リスニングは疲労感から聞いているだけで苦痛。正答が選べたという実感が1回目の受験から変わりがない。あれだけ手を尽くしたのに、歯が立っていない。

こんなのでこれから受け続けたとして、本当に合格できるのだろうか。
2016年度から採点方法がCSEというものに変わるらしい。どうなることやら。



まとめ:私の英検1級受験対策

 お時間のないかた向けのブログなので、まとめを下記します。

対象者:一次試験でリスニングが6割、二次試験で発音が5/10点のいわゆる音が苦手系のかた


●一次試験(受験前に学んでおくべきこと、目安:1〜2年)

「英検1級出る順パス単」を暗記する

パート2(穴埋め)、3(読解)、4(長文読解)の過去問を解く

 →パート2は穴埋め付近にある「it」などの抽象的な単語の意味をはっきりさせて文章が最も歯切れ良く繋がる文章を(穴埋め)に入れる

 →パート3、4は8割取れるまで、リバース読解(答えの選択肢と出題文中のパラフレーズを探す)を実施

   ※パラフレーズは言い換え文章の意味です


ライティングの雛形を準備する

 →ライティングの文章の3〜4割は雛形


ライティングのオピニオンソース(意見の固まり)を準備する

 →トピックに対する自分の意見を英語の順番(論理的:前後の文章が100%つながる)で並べる

 →雛形にオピニオンソースを入れて、トピックの回答になっているか照合する


リスニングの過去問を解く

 →練習で7割取れない場合、リーディングのパート2〜4同様にリバース読解(答えの選択肢が読まれる原稿のどこのパラフレーズか照合する)



一次試験のコツ(あくまで個人的な意見)

リーディング:7割、ライティング:8割、リスニング:6割を目標にする

リーディングは正解を選ぶというより、明らかに誤りな選択肢を消して4択を2択にもってく

リーディングとライティングを制限時間の10分前までには完了させ、リスニングの先読み(選択肢から問われることを予想)する。

リーディングは文章の濃淡、リスニングは選択肢からみて答えと関係ない箇所がわかってくれば、そろそろ合格できる実力と思われる。

ライティングは20分以内に終わらせる。17分で書いて、3分見直し。このスピードで書いた回答が、トピックに対してきちんとした答えになっていれば、十分な能力と思われる。



二次試験(受験前に学んでおくべきこと、(目安:1〜2年)

時事英語(政治、経済、国際問題、医療問題、日本の社会問題、科学技術、働き方、環境問題、スポーツ、マナーなど)出題される範囲を把握する。

英検二次のトピックは、長く続いている社会問題から時事英語までがターゲットになり、そのうち5つが出題されます。自分が内容を理解し、自分なりの解釈を英語で言える準備が必要です。


得意分野を絞って優先的にオピニオンソースを作る。

出題範囲が広いため、とても全てを同一にカバーするのは難しいと思います。ご自分の得意分野から意見のまとめを始め、増やしていくのが良いと思われます。一度受験して、トピックに対する自分のオピニオンソースを最低二つミートさせることができなければ、それは残念ながら準備と練習不足と思います。厳かに、オピニオンソースが身についているか、トピックとオピニオンソースの関係は整合したか、チェックすると良いと思います。


オピニオンソースをさらに要約する、さらに細かくする。

出題範囲が広いからといって、中途半端なオピニオンソースをいくら並べても、面接官からは必ずツッコミが入りますので、それでは現場で話すときもしくは話した後に困ってしまいます。意見をさらに抽象的にまとめて汎用性を高める。また、説明がいくらでも続くように、意見をさらに具体的な例で補うことができるように準備をしましょう。


発音、姿勢を学ぶ

二次試験の緊張感ではいつものリラックスした発音は出せないと思っていたほうが良いです。本番では最低限、姿勢を正す、喉をあけるをフリートークのときだけは行って、スピーチの前に一切悪印象を与えないようにしたいところです(フリートークは採点対象ではないと思いますが、面接官の心証への影響は少なからずあると思います)。


  • こころの常備薬
勉強の対象とは異なりますが、いくらやっても改善しない、何度も同じ理由で落ちる、やればやるほどに点数が下がるなど、どうしようもないことが起きます。やりきるか、ここで諦めるか、きちんと自分に聞いて判断したいところですが、ご参考までに私が力になったと思うのは、以下の言葉です。


トーマスエジソンの

人生における失敗者の多くは、諦めた時にどれだけ成功に近づいていたかに、気づかなかった人たちである


諺の

継続は力なり


イチローさんの

小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつのだと思っています


名言も同じ意味の言葉がたくさんありますが、時代を超えて同じことを言っていることが、これが本質だと私に語りかけていると(いい意味で勘違いして)思い、何度も何度も奮起して新しく学び始めました。本当に全部やり切ったか、ほかにやり残しがあるから合格できないのではないか?本当は後一押しなのではないか?こう思って、不合格が発覚した直後の1週間はもういいやと諦めても、次に向けていつのまにか準備を始めて始めていました。

上の言葉はなんかいいことあるから頑張れ的な感じですが、え?本当にこれこんなに大変なの?と思うことに対してやるきるかどうかなので、特段英語に限った話ではありません。ほかに大変なことがある時に、こんな英検の勉強を同時並行で頑張るのは本当にキツいです(しかもそういう時は必ず前回よりも悪化で落ちる)。


ですので、(名言出しといてあれですが)キツいときは一旦やるのやめましょう。


私が完全に諦めた回数は5回くらいです。その時参考書を捨てなかったのは、たまたま本棚が空いていたのと疲れて捨てるのも億劫だったからです。というわけで、名言は理解してますが、体が拒否している時、もうこれ以上頑張れないと感じる時に頑張るのは間違いなく毒です。一旦英語は忘れて、とにかく疲れとストレスをとりましょう。そのあと、本当にこれが大事なら、体が勝手にやり始めるはずです。自分自身に任せちゃいましょう。






2021年3月19日金曜日

まとめ:実力があがったと実感した瞬間とそのトリガー

もうこれ諦めよう、何度思ったか分かりません。

もう英検は受験しません。失意のあまり、まわりの人に言いました(もう何年も受験してるのに)。


しかし、その度に色んなことを試してきて、結局キーポイントはここだった、ということを振り返りまとめています。結局受験初めと比較すると、全技能でそういったことがあったようです。


  • リーディング

できない原因:読解が難解すぎて、時間がかかる。さらにリーディングで7割取れてもここで疲れてしまってリスニングに実力を発揮できない。


ブレイクスルーのトリガー

→出口汪(著) 論理の力 を読むことで文章に濃淡があることを知った。

→リーディングの文章の濃淡が分かるようなり、本番でも読むべき重要箇所がわかるようになった。


英語の実力を上げるために、日本語の勉強が役にたつとは思ってもいませんでした(だからこそなかなか上達しなかった)。しかし、文章の濃淡に気をつけながら読むことで、エネルギーの節約になり、選択肢の先読みとあいまって読むべき箇所がかなり絞り込めるようになりました。読解力を上げるために英語のニュースサイトを読んで学んでいるつもりでしたが、結局選んだニュースサイトの文章は英検1級ほど難解ではなかったことと(事実が書いてあるだけなので、文章の論理を読む練習になっていなかった)、もともと日本語の時点で読解力が不足していました。それに早く気がつけなかったことが、時間的なロスと進歩のない学習を繰り返す失敗原因でした。


現状は、選択肢を先に読んでおいて関係する文章を問題文から見つけ、精読して選択肢のパラフレーズ(言い換え)になっているか確認し、ああもうこれはこの答えしかない。という感じにまでなります。選択肢の4つのうち、大抵2個はまったく関係ないのでそのような選択肢は最後まで読みません。


  • ライティング

できない原因:考えながら文章を書いて、書いた文章が間違っていないか都度確認していたため、ライティングのスピードが上がっていませんでした。さらに表現も使い慣れたものではなく、不自然でした。


ブレイクスルーのトリガー

→英借文というやり方を知った

英借文という言葉は、一度諦めたときにネットサーフィン中に見つけた言葉になります。ネイティブ文章の定型文の暗記です。これ、ネイティブが使う文章ならいちいち確認したり、表現が正しいか不安を抱きながらライティングしなくて済むじゃないかと思いました。そこから、気にいる文章をノートにストックしていきました。お気に入りなので、頭に残りやすく、頭からパッと取り出すことができます。それらのパラフレーズで、自分の言いたいことが自分の好きな言葉でネイティブの自然な表現で使うことができるということです。自分でゼロから文章考えちゃいけないということに気がつきませんでした。


→書くのもメールを打つのも非常に早くなりました。とにかく文章を作るのに、ほぼ完璧に覚えて難度も練習して体得しているので、考えないでできる文章が多くなりました。書いた後に別の言い回しを使いたくなったり、単語に微調整をする習慣がつきました。



  • リスニング

できない原因:音に関する理解がいい加減であった。発音記号まで学ぶというモチベーションがなかった(そこまでやる必要がないと判断してしまっていた)。リスニングは非常に苦手なのですが、ブレイクスルーがありました。


ブレイクスルーのトリガー

→発音の練習と発音記号との整合

→ 日本人のための 一発で通じる英語発音 松井博(著)を読んで学んだ、発音記号、姿勢、呼吸、喉と舌のポジションニング


日本人なので英語が日本語につられて当たり前だと思っています。ただ発音記号を学ぶと、全ての音は知ってることになります。今まで音として認識できなかったものが、発音記号と結びつき始めるということがありました。ああ、この単語のこことあの単語のここは同じ音だ〜、をリスニングしながら確認できることがあります(特に苦手な音に傾聴)。細部までクリアに聞こえることが増えました。余談ですが、Podcast NHK worldの日本人スピーカーの「あ」の発音が日本語か英語か耳ダンボになります(日本語の「あ」だったらこういうレベルでいいんだ〜と思う)。他の英語学習者の発音も無意識にチェックしてしまいます(自分はできてないのにも関わらず知識だけはある)。


ただ、自然な会話の中(リスニングのパート1、3、4)リエゾンや音の欠落がくると「?」になりますが、文意から判断できます。


  • スピーキング

できない原因:2分間スピーチができれば合格できると勘違いしていた。他人の作った文章を丸暗記してスピーチをしていた。トピックに対する背景知識、解釈がまったく足りなかった。


話すのはものすごく苦手ですし嫌いです。そもそもおしゃべりではありませんし、できれば説明しないで済ませたいと思うタイプです。それが2人の英語熟練者(片方ネイティブ)に対して、2分間一方的に喋ると思うだけで超緊張です。しかしながら、以下方法でブレイクスルーを経験しました。


ブレイクスルーのトリガー

→トピックに対する自分の意見、解釈を確立しておいた(超大変)

→その意見の形をなにが出るか分からないトピックに合うように現場でパラフレーズすることを念頭においた


例をあげます、例えばコロナウイルスに関するトピックが出るとします。すると、これだけ考えられます


1、国際社会はコロナウイルスに打ち勝つことができるか?

2、コロナウイルスは人間社会にとって脅威か?

3、コロナの状況下で日本はオリンピックを記載すべきか?

4、コロナウイルスワクチンの摂取を積極的に行うべきか?

5、日本社会はコロナウイルスに対応できているか?


上記に対しては

Herd immunity / vaccines / mutated virus/3Cs などを準備しておきその場でパラフレーズさせて対応しようと考えていました。


1、新しいウイルスは集団免疫(herd immunity)で根絶できる、ワクチン接種は集団免疫を加速する、すでに先進国はワクチン接種を進めていて〜

2、過去の歴史から人間が集団免疫を達成すれば新しい新しいウイルスは根絶〜、

3、ワクチン供給は世界中で行われているわけではない、ワクチン接種していない人は来るべきじゃない、変異ウイルスが発生すれば日本社会への被害は甚大

4、集団免疫を実現するためにワクチンを打つべき、日本はワクチン承認プロセスが他国より厳しいため安心して接種できる、変異ウイルスを抑えて得るために患者数を抑えることが重要

5、他国と協調する事でワクチンを入手、集団めんえきを実現するにが政府の目標、空港の検疫コントロールで変異ウイルスの侵入を防いでいる


文章で書くと上記のようになるのですが、大本が同じでそれをトピックに合うように現場でパラフレーズするのです。準備したものは結局質疑でも使うことになると思います。はっきり言って、現場で一から意見を作るのは不可能です。つまり、準備した意見がトピックのどれにもミートさせることができなければ、もうその場で終了です。質疑の4分間、苦痛の時間になります。


トピックに意見をあてるために、、時には3のように真逆のことも言います。私はコロナはなくなると思いますが、オリンピックはやらんでいいと思っているからです(この時アンケート調査結果も反対が多かった)。とにかく1つの意見を作って、いろんなトピックを多角的にあててみて、これと共通というものを作る作業が大変でした。しかしながら、1つのキーワードで話をどんどん膨らますためにはこの作業は必須で、いつのまにか現場でほぼ4分間喋りぱなしまでになります。話すほど話したいことが頭に湧いてくるような感じです。私にとって、1つの意見を作るのに馴染みのない分野の調査も必要だったので、最初は2時間以上かかりました。しかしこれが増えていくと、スピーキングの実力が上がるのだと感じました。


他人の意見の丸暗記やトピックに対する事実だけ述べて、それに対する自分の解釈を言えないので、現場でちょっと質問されたらすぐに考え込んでしまいました。上記の対策後、トピックに対する自分の解釈が済んでいるから、トピックが多少形を変えても、面接員の質問にもパラフレーズで対応できるということです。



英検1級受験:2回目

 1回目の結果

語い・読解:14/25 (56%) パート1

   読解:18/26 (69%) パート2、3、4

リスニング:14/34 (41%) パート1〜4

   作文:18/28 (64%)

       64/113で不合格B。


敗因を分析すると、一年間2冊の単語帳を覚えたはずなのに、パート1が半分ちょいしか取れていない(驚愕)。リーディングは合格基準の7割に届きそうだが、ここで全て使い果たしていて、リスニングが致命的。作文も合格基準に未達とにかく文章を読むスピードが遅い。


とった対策は、

難度の高い文章を読みまくる。

→NHK worldのニュース、ジャパンタイムズのニュース


リスニングで疲れて聞けない

→PodcastにNHK worldを入れて聞く


単語が定着していない

→パス単をどんどんやる(文で覚える単熟語よりもパス単を確実に仕上げる)


さてさてあっという間に2回目の受験です。

パート1
消去法を重視、とにかく正答を選ぶ確率を上げるように心がけた。


パート2
選択肢の先読みはやめて、一旦全部読んでから回答するようにした。前回よりは多少読むスピードが上がった気がするが、答えに確信が持てない。


パート3
文章は前回ほど読みにくくは無くなったが、頭には入ってこない。とにかく読み戻りが多い。選択肢と文章の照合に時間がかかってる。何度も確認して時間もエネルギーも使ってる。


パート4
前回同様パート4に取り掛かるときの絶望感がすごい、こんな状態でこんな長い読解をやるのか。。すでに頭がいたい。読むエネルギーがほとんどない。このあと作文が控えている。がんばって最後まで読むが、ほとんど勘。


ライティング
書き終わった後に、スペルミスがないか確認をした。


リスニングの先読みは時間がなくてできなかった。


リスニング
パート1:疲労困憊で聞けない

パート2:もはや座って解こうとしているだけで奇跡。

パート3:きちんと聞いてりゃここは解ける!と一時的に奮起。

パート4:帰り道が混む前に帰っていいですか?



試験完了、対策をしてリーディングがもっと楽になるかと思いきや、最後まで文章に目が通せるようになったレベル。全然歯が立たない。地道に実力を上げるしか方法はないのか、と思い始める。

さらにリスニングがまったくもって絶望的、事前の過去問では6-7割取れても本番ではやっと半分。前半の100分で消耗しすぎている。難しい、難しすぎる、この試験。

先が見えない。。


はじめての英検一級受験

 過去問を見て、語彙力の無さを痛感して早一年。たっぷり対策してきました、単語(出る順パス単と文で覚える単熟語)。とりあえずこの時点で受験してみようということで、受験しました。


会場は自由席でした、これは2015年でも2021年でも変わっていません。というわけで、私は1年間単語を対策してきていてマジなので、もちろん一番前に着席です。


試験開始前の30分前には着席でしたので、そこからマークシートに必要事項を書いて待ちます。


この辺りで受験生ほぼ揃っているわけですが、女性率高いですね。男性比率少なめ、おっさんは私も含めてもっと少ないぞー。おじいちゃんもたまにいます。本当に頑張ってほしい、いやもしかしたら既に合格していてリピーターかもしれません。


そんなこんなで試験が始まります。まず、1時間40分でリーディングとライティングです。パート1は対策した結果、確かに知ってる単語出てますね。とは言っても6割くらいか。後はもう、消去法でやっていくしかない。最後4問の熟語は、半分も知ってる熟語が出ません。


ここでたまにものすごいスピードでページをめくっている受験生もいますけど、焦るといいことありませんのでほっときましょう。


パート2に取り掛かります。題名を読んでびっくり。ガリレオガリレイだと!?最初の簡単と思われる問題が、「それでも地球はまわっている」だと。読み進めます、、、なんだか頭に入ってこない、なんか読むほど逆のことを文章中で言っていて、なにが言いたいのかよくわからない、、2つの宗教チームがあって?こっちがこうで、あっちがこうで?あれどっちがどっち?しかもそこが出題されている。。穴埋めの付近に関係代名詞が多くて、何が何だかを読むのに苦労。。

パート2は14分で解き終わる予定が大幅にオーバー。25分。しかも回答に自信がない。。


パート3に取り掛かります。

題名が高度すぎる。文章を読み進めます。難解すぎる。またなんか逆のことを文章中で言い出している。結論を読んでも抽象的すぎて理解ができない。。パート3の2題目に入ったところで残り40分。仕方ないので、パート4は適当にマークしてライティングに突入。


この時のライティングは、キーワードが書かれておりそこから選んで書く形式でした。もう頭が完全に疲れていて、とりあえず回答用紙裏側を下から二行目まで埋めることに成功。


リスニングに行きます。先読みしたかったですが時間ありませんでした。しかもすでに疲労困憊、さらに試験前に水飲んだので、トイレ行きたい。


パート1、誰かが簡単とか言ってましたが聞き逃す聞き逃す。自然なスピードで話しやがる。9問目と10問目は会話長いですね。10問目は三人出てきます。


パート2、スピードは遅いんですけど、はあ?ってなることが多いです。最初題目を言うのですけど、いまなんつった?と三回くらいなりました。五問しかないんですけど。。しかも回答の選択肢に知らない単語でてくるし。まさしくちんぷんかんぷん。


パート3、もうはやく終わってくれとしか考えられない状態です。あらかじめ書いてある説明文を読んでから状況説明を聞き、質問にあう選択肢を選びます。選択肢を見ながら、マルバツつけていくといいですね。まあもはや勘でしたけど。


パート4、もうかえっていいですか?と言いたいところですが、最後の気合で聞きます。。ジョブインタビューですね。志望動機とか、仕事の経歴とか聞いてます。なんなんだこの超訛ってる英語は?マジでなに言ってるかわからない、ゆえにテキトーにマークするだけになる。。


以上で初の受験は完了です。

単語やるだけじゃダメですね。全然リーディングが読みきれない、リスニングに入る前に疲れ切っている。感触として、今後含めてまったく合格できる気がしません。むしろ、こんなのどうやって合格すんの?という好奇心が出てくる始末。


ここから7年に及ぶ戦いが始まります(1年前から単語はやってますが)。


2021年3月13日土曜日

体験記1:いきなり英単語用の参考書を間違える

 英検受験の前に、英検の公式ホームページから過去問が閲覧できますので見てみました。


なんじゃこりゃ!3割くらいしかわからんぞ!(パート:単語穴埋め)

しかし、よくよく見直してみると


1割だった(一個一個チェックした)。。


どういうことかというと、知ってると思ってた単語が微妙にスペルが違ってたんですね(infect:知ってる、infest:ん?)。過去問を見て、1分くらいで単語の習得が必須と理解。


パート2と3が読解なのですが、こちらは単語の難易度よりも文章が難しいというか読み慣れていない分野からの出題なんですね。これまで英語で読んだことがない文章です。。しかも、回答の選択肢に知らない単語がある(betrayという単語)。ですので、ともかく語彙力がないと歯が立たない!単語と文章の雰囲気(なんじゃそりゃ)では正解に辿り着けない!


というわけで英単語用の参考書を買って、疲れた体にムチ打って覚えます。。暗記なので、適度に復習しないといけないのですが、これ本当に疲れている時でもルーチン化で気合でやりましたが、すんごい嫌になってくるんですね。もう頭に入らん→しかしやらないと日々の暗記ノルマが達成できない→とりあえずやる→実は頭に入ってない(電車の学生の会話気になる)→なに!将来TicTokerを目指すだと!(もう完全にだめ)


とりあえず、一冊覚えたので(3ヶ月)早速パート1の穴埋め問題をやってみました。別年度の初見の問題です。


正解数 : 10/25点


ワッハッハ。


だめだ、こりゃだめだ。なんなんだ、、あんなに覚えたのに全然点が取れない、、そもそも選択肢の単語、知らない、、


そこで、選択肢の単語を参考書で逆引きした結果。


参考書に載ってないんですけども(怒)。


参考書に載っていないほど、単語レベルが高いのか、もしや辞書まるまる一冊おぼえろということか(一時期本当にやってた)。そこまでの難易度なのか。。挫折カウンターアップ(1)。


これはみなさんご存知の通り、英検1級でる順パス単(旺文社)を最初からやっておけば良かった。。というだけの話です。これ本当に徒労に終わります。



英検1級:体験記(はじまり)

 みなさん英検1級と聞いて何を思い浮かべますか?

おそらく!私のようなしがないおっさんにとってそれは、



です!


世間巷でいう、英語できるとすごいなーとか、ここは未知の領域だ。とか色々あると思うんですけど。いきなり画像貼っといて縁起でもない!しかし英検とはなんだ!と聞かれたら迷わずこれです。


不合格(少し前は不合格A)。


私なりに勉強しました。英検のブログも拝見しました。

ですがはっきり言いましょう!われわれおっさん事情にとって、これらは参考にならないのです。


とあるブログ(かなりデフォルメ)から:

一次試験のパート1(単語穴埋め)が難しすぎて、点数が落ちちゃったけどリスニングが簡単だったので、どうにか通過!


→おっさんは本番になると後半バテてリスニング6割程度に落ち着くので、パート1は得点源です!


とあるブログ(かなりデフォルメ)から2:

二次試験、何も準備しなくてスピーチの点が低かったけどなんとか一発合格!


→発音で8点以上(満点は10)とれる気がしません。。緊張もあって、4か5です(4はおそらく事実上の最低点)。。


とあるブログ(かなりデフォルメ)から3:

受験に向けて土日なく、 毎日勉強し続けた結果だと思います。


→すみません。平日はともかく、土日はまず平日の疲れを取ってからでないと、英語が頭に入ってきません。。


というわけで、すでに萎えてきたわけですが、これだけは言いたい!おっさん受験者はカッコいいと!1級も5級(あんまりいないか)も関係なく、こんだけ忙しくて疲れてんのに英語がんばって勉強している。そんなみなさんに敬意を払いたい!

そしてこのブログで少しリラックスしてもらえたらうれしいです。



受験履歴

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2014年:勉強開始 (当時34才)

2015年:第一回(最初の受験)

2016年:第二回 一次合格 →   2017年第2回まで:二次不合格(四連敗)

2017年第3回〜2019年第2回まで:一次不合格 (ところどころ未受験)

2019年:第三回 一次合格  →   二次不合格 2019年第三回〜2019年第二回

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